知っていますか?狩猟と有害鳥獣駆除って結構違います。
狩猟と有害鳥獣駆除について
薄汚れた帽子で申し訳ありません・・・。左が狩猟用の帽子、右が有害鳥獣駆除用の帽子と使い分けています。ただ山にいる動物を獲って食べるのが狩猟だと思われがちですが、狩猟を取り巻く環境には様々な関係機関があって、思っている以上に制約が多かったりしますので、まずは基本を解かりやすく解説しようかと思います。
狩猟とは
期間が決まっており、市町村によって少し異なりますが、11月15日~3月15日の4か月間のみ、狩猟税という税金を納めた資格をもったハンターが狩猟鳥獣を獲る事を狩猟といいます。それ以外の期間で狩猟を行うと鳥獣保護法違反(法律違反)となり、法的に罰せられます。つまりハンターがお金を払って獲物を獲るというのが狩猟です。
有害鳥獣駆除とは
人間界に被害をもたらす動物を減らせ!という市町村からハンターに出る捕獲命令の事を有害鳥獣駆除といいます。もちろん市町村によって営む林業や農業の形態が違うので、捕獲命令の期間や捕獲対象鳥獣や数は異なります。昨今ではイノシシ・シカの数が増えすぎている為、農業・林業の被害が全国的に大きくなっている為に狩猟期間以外はイノシシ・シカは有害鳥獣駆除の許可が降りているのでほぼ全国的に1年中捕獲可能となっています。
つまり、資格を持ったハンターが獲りたくて獲るのが狩猟、頼まれて獲るのが有害鳥獣駆除という事になります。
頼まれて獲るのが有害鳥獣駆除で、頼んでも獲れない人には頼みません。その為、有害鳥獣駆除員になるには狩猟で経験を積んで推薦される必要があります。しかし、ハンターの高齢化や増えすぎる有害な獣という要因でその推薦もゆるゆるになっている昨今です。
有害鳥獣捕獲期間では頼まれて獲っている事になるので、捕獲すると報奨金という制度でお金がもらえます。市町村や捕獲鳥獣によって金額が違うので1頭で1万円前後といった所でしょうか・・・。色んなシガラミがあったりするので素直に自分の懐に入ってくるとは限りませんが・・・。
前記したように、始めは狩猟をやりたくて始めますが、上達してお金が貰え出すと目の色が変わってくるのが人という生き物ですが、プロハンターとして専業で生計を立てられる程の人はかなり少ないです。趣味+お小遣い程度で楽しんでいるハンターが多いです。その他に認定事業者や許可捕獲などもありますが、とりあえずそれはかなり上級のお話なので割愛させて頂きます。
目的の違いは大きな違い
狩猟と有害鳥獣駆除、どちらにしても命を頂く事に変わりはありませんが、狩猟は獲る事が目的で有害鳥獣駆除は減らす事が目的です。
結局同じ事やろ!?と思われがちですが、目的が違うと獲った後が違います。狩猟では獲物を獲ると解体~精肉し、食べるまでが狩猟です。有害鳥獣駆除は減らす事が目的なので、獲った後の解体~精肉にはかなり時間がかかり重労働なので、極端な話、捨ててしまう方がたくさん減らせるんです。
現状では色んな理由で殺して捨てる(埋める)というのが日常化しています。そもそも有害鳥獣駆除という名前すら人にとって有害というだけで獣からすれば単なる虐殺では?と思います。
自分も狩猟や有害鳥獣駆除で獲物を獲ります。自分達が食べたいから獲りますし、狩猟のある暮らしは豊かだと思っています。そこに殺して捨てるという選択肢はありません。もちろんそういう経験もしたから、そうしたら駄目だと思っています。
人がする事をどうこう言う気は全くありませんが、色々経験して思ったのが、自分は殺して捨てたくない。頂いた命を繋ぎたい。ペットフードを作るという事もその気持ちの延長線上にあります。
ハンターが作るジビエ肉のペットフード|faveur(ファブール)
ジビエ肉のペットフード専門店「FAVeUR!」では、大分県内でオーナーが自ら狩猟によって捕獲した命を無駄なく頂く為に、
解体・精肉・製造・販売を一環し、狩猟の持つ純粋さを伝える為、「シンプルで丁寧に無理なく」をモットーに運営しています。
栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。
屋号 | カミタケ商店 |
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住所 |
〒879-7884 大分県大分市志津留1932-2 |
営業時間 | 9:00〜22:00 |
代表者名 | 神薗 祐志(カミゾノユウジ) |
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