faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

ジビエのお裾分けでは注意しよう|見た目も立派な調味料

ジビエのお裾分けをする時はビニール肉を避けましょう。

 

今回はハンター向けの記事になるかと思いますが、お裾分けを好まれる為に少し工夫しようといった内容です。

 

以前に何度か書いてますが、ジビエにはやはり「硬い!臭い!まずい!」という間違ったイメージを持っている人がいます。そんな人に話を聞くと、お裾分けで頂いた時は、血がべっとりついたビニール袋に入った肉(以下・ビニール肉)か、それをそのまま冷凍した肉(以下・ビニール冷凍肉)だった事が多いように思います。

 

食べた事ない人からすれば買えば高級なジビエ肉なので、無料でもらったけどビニール肉だと「何この不衛生な感じ?」と思われ、捨てる訳にもいかないので食べてみると「臭い!硬い!まずい!」となるようです。冷凍されたブロック状の肉だと、どう処理したらいいのかも、料理をする奥さんには困る原因の一つ。半解凍で切ると良いと説明しても、どうやって食べたらいいの?と質問を受ける事ばかりです。

 

まず不衛生と感じるポイントを聞くと、毛がついてる。なんか肉がビロ~ンと長い、どこの部位か分からない、めっちゃ血がついてるんですけど…。などなど。ビニール袋から取り出すとこの状態だと、まずもらった人のテンションが下がる事は間違いありません。

 

ビニール肉が鹿肉だった場合は特に失敗に繋がる事が多いです。理由としては血抜きが不十分で、解体後に熟成をしないで冷凍し、鹿は85℃以上で熱すると血なまぐさい匂いが出てしまう為です。(詳しくは以前の記事☛ジビエって臭い?肉質の評価が分かれる理由

 

ハンターは解体という見た目がエグイ現場を何度も経験しているので、すでに何が気持ち悪いという事すら分からなくなっています。慣れていない人の気持ちを考えて丁寧に処理して、快くもらってくれる関係を築く事が大切です。

 

 

自分が食べる時や、人にお裾分けする場合などを考え、写真のような状態で冷凍するのが良いという所で現在も落ち着いています。(この状態になる前の工程は☛ジビエ肉の旨味を引き出す。間違いやすい鮮度と熟成の違い

空気をならべく抜いて引っ張り気味でラップし、冷凍焼けを防止する新聞紙で包む。カットするお肉のサイズは2コブシ(1kg以下)までが都合が良いと思います。新聞紙やラップにはマジックで捕獲日付と部位と種類(鹿・猪・♂・♀)体重と特徴など。冷凍ストッカーから取り出す時に人目で分かります。

冷凍ストッカーにはホワイトボードでどこにどれば入っているかなどを書いてます。

 

ビニール冷凍肉は嫌がられますが、この状態で渡せば気持ち悪がられる事はないと思います。

スライサーで薄く切ってあげればより喜ばれます。薄く切る事で癖の強い肉も少し和らぎます。

 

お肉を渡す時はレシピ集みたいなのを一緒に渡すと良いと思います。私は事前にたくさんレシピ集を持っていて、初めてブロック肉を渡す時は極力配るようにしています。

 

 

市販されている家畜肉は驚く程に細かく筋を取り除いています。普段から丁寧に処理されて、見た目も整っている市販の肉がデフォルトなので、食べる人はハンターが思っているより数段見た目に敏感です。

 

あまりお裾分け分を丁寧にしすぎて、人にあげるばっかりになると面倒臭くなってきますので、初回の人は一番丁寧にしておいて、少しづつ手を抜いて行って、次第にもらう人が全て処理するようにするのが私のやり口です…。

 

こうやってジビエファンを増やしていくと、色んな場面で助かる事が増えてラッキーです。

ハンターが作るジビエ肉のペットフード|faveur(ファブール)

faveur(ファブール)

ジビエ肉のペットフード専門店「FAVeUR!」では、大分県内でオーナーが自ら狩猟によって捕獲した命を無駄なく頂く為に、
解体・精肉・製造・販売を一環し、狩猟の持つ純粋さを伝える為、「シンプルで丁寧に無理なく」をモットーに運営しています。
栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。

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