faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

ハンターって職業?趣味?狩猟との関わり方は自分次第。

ハンター(猟師)という肩書き

 

「ハンター資格を取りたい!」狩猟をやってると、よくこんな事を言ってくる人に巡り合います。俺、ハンターなんだぜぇ~とSNSなどで自慢げに獲物と一緒に獲った写真をUPしてる人をよく見かけますが、個人的にはヤンキーとあんまり変わらない心理状態なのではないか?と疑問に思う事があります。

 

 

確かに資格を取得して、狩猟登録をすればハンターの一員になれます。そこから色々な経験をして狩猟との付き合い方がそれぞれ枝分かれして行きます。資格を持って狩猟をしていればみなハンターになりますが、それぞれ得意不得意がありレベルも違います。ベテランハンターは技術がなくても知識があるので、知らないと上級者っぽく感じますし、ヘタクソでも偉そうに上級者感を出す人も多いです(笑)。ハンターを目指すなら自分の目指す所にいる人を見習う事が理想への近道となります。ここではどのようなハンターがいるのかを紹介していこうかと思います。

 

 

ハンターになる為の資格や費用についてはこちらを参照下さい☛環境保護 狩猟 銃 山・森・鳥獣を愛するレンジャーのトータルサイト 大日本猟友会

 

ハンターのレベル

 

基本的にハンターのレベルは経験年数よりも捕獲頭数で決まり、一年間により多く獲る人が優れているという世界です。

一人で獲って捌いて始めて一人前とも言われることがあり、今では単独行動は良くないとされる場合もあるのですが、大幅な目安です。

 

個人で狩猟・有害捕獲を含め1年を通してイノシシ・シカが獲れる量

 初級・・・年間捕獲頭数0~5頭   

 中級・・・年間捕獲頭数10~50頭  

 上級・・・年間捕獲頭数100頭以上

グループで捕獲している場合は年間50頭がグループとして機能しているかしていないかのラインだと思います。

 

注)地域性がある為、私がいる九州を目安としています。数字が一番分かりやすいのでこういった基準を自分の経験に基づいて言っていますが、実際はハンター自身が何を大切にしているかが一番重要なので、それによって捕獲量を狙って制限している場合もあります。

 

狩猟と有害鳥獣駆除は似ていますが少し違いますので、詳しくは前回記事を参照下さい☛知っていますか?狩猟と有害鳥獣駆除って結構違います。

 

1)職業としてのハンター

 

 狩猟に関わる職業で収入を得ている人はこの部類の人達だと思っており、研究者を除いて大きく3つに分かれると思います。

 

 ・ 官庁の鳥獣対策部門 

  (各自治体の農林水産に関わる被害対策窓口で被害の防護やハンターの斡旋・紹介・指導など)

 

 ・ 一般の認定捕獲事業者、有害鳥獣駆除の報奨金のみである程度収入がある人 

  (カラー<culler>やプロハンターと呼ばれ、行政から捕獲を請け負って業務を遂行する捕獲のスペシャリスト)

 

 ・ ジビエに関する食肉の加工販売

  (獣肉解体業者として食用ジビエの加工販売。自身でも捕獲するが、他のハンターが獲った獲物も受け入れ)

 

  ※専門家なので猟具や猟法は必要とあれば何でも使用し、

   その為の資格や経験も持ち合わせています。

 

2)趣味としてのハンター

 

 レジャー感覚で割り切って狩猟と付き合う人達。本業がサラリーマンだと時間が獲れないので、週末に鉄砲でグループ猟のみ行う人が多いです。自営業の場合は個人で時間を作れる人が捕獲したり、何人かで協力して時間の都合がつく人達がメインで回していたりしますが、比較的ライトに狩猟と付き合っている人が多いかと思います。次の3)のような人がグループの中心になっている事が多いですが、その周りの人達といった感じでしょうか・・・。グループ猟も関わる人数がある程度必要なので貴重な人材でもあります。

 

  ※主な猟具・・・猟銃(散弾銃)・アマチュア無線・GPS機   

   主な猟法・・・流し猟・巻狩り・鳥猟

 

3)生活の一部としてのハンター

 

 サラリーマンでも根性の座った人は早朝や夜間や休日のみで個人捕獲を行う人もいます。自営業や時間の都合がつく職業の人は狩猟に多く関われる為、個人捕獲を行う人もいて、罠をメインに捕獲していく人が多いと思います。自分のこのジャンルの人間だと思います。狩猟から食料を得る事で、食育や自然の知恵を生活に活かす為にハンターという一面を持っているという形でしょうか。ジビエ肉でなくても家畜肉をお金で買えば良いので、狩猟をしない人の方が多い世の中なのに、わざわざその対局にいる事で、田舎に住んでる少し変わった人として面白がられる傾向にあるような気がします・・・。個人的には薪ストーブの導入やペットを飼う事のように、代替え品があるのでなくても良いし、あると手間が増えるのに狩猟がある事の方が豊かな暮らしと思っています。

 

  ※主な猟具・・・罠・網・散弾銃・空気銃・アマチュア無線・GPS機  

   主な猟法・・・罠猟・網猟・忍び猟・流し猟・巻狩り・鳥猟

 

 

 

 

興味があれば、とりあえずやってみるのが一番だと思います。狩猟の本質自体が習うより慣れる事だと思うので。初級の段階では色々習うのですが、資格を取る時に講習で習った事や試験勉強の内容を実際にやって繰り返していくだけです。やっていくうちに我流が入ってきますが、そうなると中級辺りに来てる頃だと思います。

 

狩猟を体験してみて、自分の中での狩猟のポジションをどの辺にもってくるか決められれば、住む場所・働く時間・捕獲する量は自分の条件に合わせてある程度コントロールできるようになると思うので、目標ができれば続ける事だと思います。

 

猟法や猟具についてはこの記事を参照下さい☛狩猟ってどうやってするの?猟法と猟具の向き不向き

 

関連情報

ハンターが作るジビエ肉のペットフード|faveur(ファブール)

faveur(ファブール)

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解体・精肉・製造・販売を一環し、狩猟の持つ純粋さを伝える為、「シンプルで丁寧に無理なく」をモットーに運営しています。
栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。

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