faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

狩猟ってどうやってするの?狩猟スタイルから選ぶ猟法と猟具の向き不向き

狩猟スタイルで選ぶ猟法と猟具

 

 

同じ獲物を獲るにしても、ハンターによってアプローチが全然違ったりします。獲った後はさほど違いはないのですが、獲るまでは違って、その違いを楽しむハンターが多いかと思います。狩猟には大きく分けて、銃猟・罠猟・網猟とあるので解説して行きます。

 

※網猟については私は免許や経験もないので外部リンクに頼らせて頂きます☛スズメを一網打尽!無双網猟に同行してきた話

 解説はスズメですが、網猟にも色んな種類があり、うさぎやカモなど色々あるので自分も勉強したい所です。

 

 

狩猟を始めるとなると、まず習う為にグループに入れてもらうのが近道です。獲る為の方法や獲った後の解体方法などが経験出来て、それを行う設備や道具もあるのでそこで経験すれば後々一人でも出来るようになります。始めから独学で進むより習って工夫していく方が成長も早いので、技術がついてから自分の好きな猟のスタイルに変えていく人が多いです。

 

 

 

銃猟

 

 

狩猟と言えば鉄砲を撃つというイメージがある程、猟銃は代表的な猟具です。猟銃には散弾銃・空気銃・ライフル銃とありますが、最も一般的なのは散弾銃となります。散弾銃を用いてグループで行う猟は全国的に巻狩りという手法で四足(イノシシ・シカ)を狙う事が多いです。まずはこの巻狩りについて解説をさせて頂きたいと思います。

 

・巻狩り

 

山の中には獲物がいて、犬と勢子が獲物を探して近づいて行くと獲物は逃げて行きます。獣道を通って場所を移動しようとする先にハンターが待ち構えているという方法です。

巻狩りの図解

 

地方によって呼び方は異なりますが、やってる事は大体同じです。1・犬 2・足 3・鉄砲 という順番で重要と言われ、犬の善し悪しが猟の成果に一番影響します。

 

犬には追い犬と止め犬があり、犬種によって獲物を追い回したり、その場に留めておくのが得意なのがいたりとチームのやり方で使用する犬を選んだりします。

 

チームで動く場合は猟場がいくつもあり、どの山に獲物がいるかを巻狩りをする前に痕跡を探して判断します。痕跡も分かるようになれば、それが2~3日前のものなのか、今日の朝なのかは経験で分かるようになります。

 

獲物がいて、追い出して、撃ってちゃんと中(あた)れば獲物が獲れるので、巻狩りは出猟して獲れる確率が高い猟法です。週末に仲間で集まってその日に効率よく獲物が取れる為、サラリーマンでも苦にならないので全国的にも広まっています。初心者でも射手であれば問題ないので、グループで揉まれて知識も向上する上に解体技術なども勉強できて、スキルアップには最適な環境だと思います。

 

 

・鳥猟

鳥猟のイラスト

 

巻狩りでグループに入ると猟友が出来て、鳥猟に誘われたり、自分で場所を調べたり探したり。鳥撃ち専門というハンターもいますが、現在のハンターは巻狩りの後に鳥猟を覚える人が多いかと思います。散弾銃を使って飛んでいる鳥を撃ち落す方法と、空気銃を使って居鳥(止まっている鳥)をひっそりと獲る人もいます。

 

 

大抵、散弾銃を持っている人は巻狩りと鳥猟を休みの日に趣味としてやる人が多いです。

 

 

 

・流し猟

流し猟のイラスト

流し猟は鹿がメインターゲットになります。人の手が入った山を里山といい、普段手が届かない山を奥山といいますが鹿は人里を避け、普段は奥山で過ごしています。夕方~朝方にかけて水を飲みに、餌を探しに来たりと里山へ降りて来て、日中は奥山に帰って行くという習性を持っています。その鹿の習性を先読みして待っていたり、奥山に帰る前に居場所を探して撃つのが流し猟です。

 

居場所や時間帯や行動パターンなどを知っておく必要があり、詳しい人や慣れた人向けの猟法です。

 

 

・忍び猟

 

忍び猟の写真の例獲物がいる所に忍び寄って撃つ単純な方法ですが、シンプルなだけに一番難しいと思います。糞や足跡、フィールドサインから寝屋を探し、天気や気候・季節などで行動パターンなどから

トラッキング(追跡)するという猟法です。

 

獲れる場所が山中の事も多いので、獲物を運搬できない場合は山中で解体する事もあります。もちろんそうならないように獲る場所を考えたりするのも経験だったりします。

忍び猟についてはこちらのブログが面白く自分も好きです☛山のクジラを獲りたくて

 

イノシシは日中身を隠して寝ているので発見する事が難しいので追い出す必要があるのでこの猟法では主に鹿が獲れる事が多いです。

 

 

・単独猟

 

これは犬と人1人で行う猟となり、犬と勢子だけの巻狩りのような感じです。犬は獲物の発見とその場に留める役で追いついた人が撃つという猟法です。人数が多ければ巻狩りとなって行きますが、単独でも犬の訓練が上手くいけば猟果(獲物が取れる量)は期待できる猟法です。元々、犬には狩猟本能があります。それをうまくコントロールできれば・・・という所ですが、獲物も命がかかっているのでケガをしないとは言い切れません。追い出す場合は危ない場面も出てくるので、もしもを考えると2人以上が良いという考えもあります。

 

 

 

 

 

罠猟

 

罠猟には大きく分けて括(くく)り罠と箱罠の2種類あります。罠は出猟しなくても24時間稼働してくれる・・・という人もいますが、

罠をかけた場合、獲れているか獲れていないかの確認は1日1回確認する必要があります。捕獲出来ていた場合は自分の都合とは関係なく止め刺し(トドメ)や運搬・解体が必要になりますので、通常仕事を持っている人には朝早く見回り、仕事が終わって解体という人が多いですが、それを続けられる人は少ないのが現状です。

農業をしている人、山村に住んでいる人、仕事に自由が効く人などに罠師が多いように思います。

 

 

・箱罠

箱罠の捕獲写真箱罠は檻の中におびき寄せて扉を占めて閉じ込める方法です。

明らかに怪しいのですが、動物の食欲と「慣れ」という習慣を利用して捕獲する方法です。

餌付けをして警戒心を解くのに1ヶ月程度かかったりしますが、里山まで降りてくるイノシシを捕獲するには効果的な方法です。

 

家族が一斉に獲れる事もあり、幼い程警戒心が少ないので比較的簡単に捕獲できます。

駆除という観点からは親を捕獲必要があるので、トリガーを大きな個体用に設定するなど、ちょっとした工夫も可能です。

 

 

・括り罠

くくり罠の捕獲写真括り罠は箱罠と違って軽くて安価、丈夫な木などがあればどこにでも設置可能なので罠師にはたくさん使用されています。

原始的に山に落ちている素材のみでも可能なのですが、罠メーカーで購入したり、部品をホームセンターなどで購入して自作する人も多いです。自分もメーカーから部品を購入したり、ホームセンターで買った部材などで自作しています。

 

どんなものかは皆さん頑張って解かりやすく解説していますので動画の一例をご紹介しますYoutube動画「くくり罠の自作」

 

罠には罠師の縄張りという暗黙のルールがあります。他人がかけている場所の近くでかけると嫌われます。自分の同じ事をされるとあまりいい思いはしませんし、山菜採りなどでトラブルがあるように山は誰かの保有地なので周りへの気遣いは常に忘れないようにしたいですね。

 

 

猟法や猟具を使ってどのように猟をしていくのか?はこちらの記事を参照下さい☛ハンターって職業?趣味?狩猟との関わり方は自分次第。

 

自分の生活にあった方法やお好みのスタイルは自分で決めていく必要がありますが、やってると変わって行く事も多々あります。レベルアップすれば見えてくる景色も変わってくるので、その時その時考えて変えていけば良いのです。大事なのは自分の気持ちに素直に怯えずにやってみる事です。

 

自然は全ての要素を持っていて、狩猟を通して美しいと感じる事が多いです。

自分には狩猟を通して自然の一員になる感覚があるので、自然の内側にある「狩猟のある暮らし」というのも大事にした狩猟スタイルを選ぶようにしています。今後どのような道を選ぶかは分かりませんが、そこはブレないようにしたいと思います。

関連情報

ハンターが作るジビエ肉のペットフード|faveur(ファブール)

faveur(ファブール)

ジビエ肉のペットフード専門店「FAVeUR!」では、大分県内でオーナーが自ら狩猟によって捕獲した命を無駄なく頂く為に、
解体・精肉・製造・販売を一環し、狩猟の持つ純粋さを伝える為、「シンプルで丁寧に無理なく」をモットーに運営しています。
栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。

屋号 カミタケ商店
住所 〒879-7884
大分県大分市志津留1932-2
営業時間 9:00〜22:00
代表者名 神薗 祐志(カミゾノユウジ)
E-mail info@faveur.pet

コメントは受け付けていません。

特集