faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

食育と社会問題|健康活動が環境問題も改善する!?

食育と社会問題

 

食育の持つ意味は広く、人間が健康で豊かな生活を送る上で基礎となるものです。健全な心と体で生き生きと暮らす為、食の選び方や正しい知識、適切な食習慣を追求していくのが食育です。

 

近年ではライフスタイルの多様化で食の大切さが忘れられがちです。そんな中、食育基本法が設立されるなど国を挙げての取り組みが始まっています。飽食の時代と言われ、食品ロスの増大が叫ばれ、体に悪影響なものが平気で売っている現代ですので、そんな今でこそ食に対する教育が必要だと思います。

 

それには、まず大人が自分達の食べているものに興味を持って、生き生きと暮らす為の助けとなる食品を知る事です。一様に食品と言っても種類が多すぎるので、選ぶ際の基本となる考えかたをお伝え出来ればと思います。

 

 

 

自然の摂理から外れていないか?

 

抽象的なタイトルですが、歴史を見ていけば、結局はこれに尽きます。日本では明治維新と言われ、近代国家政策の廃藩置県(1871年)から始まったとされています。産業革命という世界的な波にのまれて大量生産・大量消費という今に続く社会構造の始まりです。

 

人類の始まりが6,000,000年前とされており、文明が発見されている縄文時代(16,000年前)までは狩猟採取にて栄養を摂取していました。 縄文晩年~弥生初期(12,000年前)から農耕を始めて、近代化となった産業革命までの長い間には、人類の「食」に関わる重大な変化というのは特にありませんでした。

 

産業革命は、綿織物を効率的に生産する為に紡績機が開発され、少ない人手で大量生産する事が可能になりました。手動の機械から動力源が水車による「水」になり、やがて蒸気になって化石燃料を動力源とする事で、より効率よい生産が可能となり産業の中心が農業から工業へと変わりました。生産効率化の波はやがて農業へも進出し、大量に生産する為や、収穫後に消費されるまでの時間を延ばす為に化学農薬が使用され始めました。

 

化学農薬や添加物などから発がん性が確認され、DNA遺伝子に悪影響があり、健康を阻害するというえ証拠や証明は人類の長い歴史の中でここ100年で急増している事から明らかなのです。  添加物についての過去記事は☞無添加とオーガニック|添加物がなぜ体に良くないのか?

 

進化という長い年月の中では、ここ100年というのはごく僅かな時間です。新しく食べ始めた添加物や化学農薬に体が適応するには短すぎます。食べ物には全て「旬」という栄養価が一番高い時期はほぼ決まっており、消費期限も本来決まっています。現在の食品の裏側のシールに書いてある賞味期限や消費期限は、本来その素材が持っている期限とは違う事が当たり前になっています。本来その素材が持っている有用性を知ろうと思えば勉強する必要があります。そこを学ぶ事が食育でなければならないと思っています。

 

 

自然は循環する

 

生き物が生きて行く為には、「空気」「水」「温度」「食べ物」という条件が必要です。この条件が整っている環境の所に、生き物がいて、そこではお互いが影響し合い、それが循環しています。(自然界の物質はどうやって循環しているの?|理科の授業を振り返る

その相互関係はいくつも重なっていて重なりが多い程、自然は豊かになります。

 

その循環は次の3つで分けて考える事ができると思います。

・「状態」(例:発芽→成育→開花→枯れる)

・「時間」(例:地球の自転と公転、季節)

・「連鎖」(例:食物連鎖、ミツバチによる受粉など)

これらはお互いに関わり合っているので、この関わり合いが途切れていると不自然になり、社会問題に発展すると考えます。例としては、時間が経過しても状態が変化せず、食べられても体内に蓄積されるマイクロプラスチック問題、増え続けるゴミ問題、環境汚染や温暖化。どれももともと人が作った循環しないものが社会問題に発展しています。

 

食品添加物や化学農薬はこの循環を妨害し、また食べるものなので直接人体に影響します。現代では食べ物の素材を知り、どのような加工が施されているかも興味を持って自分から知ろうとしないと、いつの間にか体に悪いものを食べている恐ろしい現実が当たり前になっています。

 

 

死生観を見直す

 

飽食の時代で、食品ロスが問題となっており、食べられる事が当たり前で食べ過ぎている時代です。食べる事を知るというのは、その工程を知り、体感する必要があると思います。完全に分業化された社会では食べ物が元気に生きていた状態を想像する事は困難です。お肉に至っては食べてるのに、食べる為に必要な屠殺・解体は見たくもないというのがよく聞く話。

 

鶏に至っては、スーパーなどでもモモ肉は売れるが、ムネ肉は安いのに余る傾向にあります。手羽先が好きだからと、手羽先ばかり食べる人もいます。一羽から捕れる数を知っていたり、絞めて毛抜きしたり、丸鶏を調理した経験があると、頭の中に少し命を考える余地が出来ます。大事に食べようという、命を頂こうという気持ちも経験なくしては産まれません。

 

丸鶏の捌き方を解説したお勧め動画です。(一応処理済の鶏ですのでグロさは低いと思います。)

 

お肉や血は自分達も持っているのでインパクトが強いですが、命と考えると、植物も果実も変わりません。身近な人の死、ペットの死、自分には関係のない死、気付いていない死、またその反対の生も人によって捉え方が違うので、自分なりの考えを持つ事は食育という観点からは死生観を外す事が出来ないと思います。

 

 

自分の健康を考える事が、自動的に環境問題を考える事に繋がったり、命の尊さを学ぶキッカケになって行くと思います。それだけ現代が自然から離れた社会構造になってしまったという事ですね…。もちろん便利でその恩恵を受けているのですが、私が狩猟をしているので、昔の人が今より自然と共生していた痕跡をフィールドで発見する事が多々あります。昔に生きていなかったのでその時代の良し悪しを私などが判断する事はできませんが、次世代に繋がる持続可能な社会を残すのは、今の異常気象からすると、真面目に考えないと危険なところにいるのかな?って、自分のような末端の人間でも思うほどに宇宙船地球号は沈みかけているのかもしれません。

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