faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

人が年間に食べるお肉の量|理性のある捕獲とジビエ肉の消費

人が年間に食べるお肉の量と適正なお肉の捕獲量

 

今回はお肉の獲得、保存、消費量という面でのお話ですので、適切な一日に食べる量は片手の手の平に乗るサイズ(50g前後)なのですが、実際どのくらい食べてるの?という観点からお話します。

 

 

お肉の必要量や消費量ってどのくらい?

 

実際私達はどれぐらいのお肉を食べているんでしょうか?単純に外食した時には、トンカツだと120~180g、ステーキだと100~200g、焼肉だと300gが一人前だと言われています。外食した時にメニューにある120gロースカツ定食を食べたとしても、ご飯もあり、キャベツや味噌汁もついており、そして毎食毎日同じメニューばかり食べている訳でもないのですが、大体平均すると1日50~100g程度のお肉を食べている事が多いです。そうすると、多くても毎日100g食べた成人一人分に必要な肉量は36.5kg

農林水産省の食料需給表によると、2016年度の日本人1人あたりの食肉消費量は31.6キロとなり過去最高を更新した。

となっていますので、1人1日約100gという計算が現代の食の欧米化に伴う肉の消費量だと断定できます。

 

 

となると、ざっくり3人家族で精肉された状態で1年100kgぐらいのストックが必要となり、200lが余裕を持って入る冷凍庫の大きさになります。普通の家庭では、精肉店やスーパーがこの役割(仕入れや在庫管理)を担当してくれており、お金を払う事でそのシステム全体を利用しています。

 

狩猟をやるとハンターには必ずこの仕入れ(捕獲)や在庫管理が必要になってきます。

 

パケット通信料とか携帯の月々の使用料はすぐ分かるのに、実際自分の体の中に入ってる食べ物は、どこの産地のやつで何をどのくらい食べたのか?なんてのは、ほとんど誰も把握していないもんなんです。不思議な世の中ですよね?

 

 

適切なお肉の捕獲量

 

お肉を自分で確保となると、「じゃー豚や羊・鶏を庭で飼って、育てて捌いて食べよう!!」という人、周りにいますか・・・?中国では「~8日幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。~」という古いことわざがありますが、現代の日本で、家の庭でそんな事やってたら大騒ぎになります・・・。なのでお肉を自分でDIYするとなると、現代では狩猟が一般的になりつつあるのです。

 

捕獲した鳥獣で、鹿が体重の2~3割、猪が体重の4~5割を精肉できる量となっており、先ほどの年間一人が消費する肉量が35kgとすると、1年間に70~80kgの大きい猪が1頭捕獲出来れば充分です。30~40kgの中型だと2~3頭という計算になります。ただ、ハッキリ言うとこれは毎日ジビエ肉を飽きる程食べる程の量です。

 

 

捕獲の現状

 

ざっくりですが、現在全国で捕獲している鹿・猪の数が100万頭で、狩猟者数が10万人程度。平均年間1人10頭という計算です。つまり現時点で捕獲している人は自家消費が追いついていません。私もかなり捕獲しないように頑張っても20頭程度は捕獲出来てしまいます。有害鳥獣駆除員として、悩める農家さんの手助けになると思って捕獲しても、昔は獲れる度に消費する方法に頭を悩ませていました。

 

お裾分けしても、犬に与えても喜ばれる。無添加で栄養価も高いし、何より美味しくて、捌き慣れ・食べ慣れてしまうと、牛や家畜の豚より臭みがなくて、力強い味なので本当に価値のあるものだと思います。

 

しかし、さすがに毎日食べると「またかぁ~」とちょっとなってしまいます・・・。捕獲しても食べきれないハンターの一部には解体精肉が重労働でお肉を廃棄もしています。現代が消費型社会だったり、もし捕獲のプロだったらと思うと気持ちがわからなくもないのですが、私はやはり命を粗末にしたくないです。

 

先輩達がやりっぱなしで近所にお裾分けして来た責任もあって、人にはイメージが悪い事も多いのですが、ペットフードとしてはWIN×3となると思ってやっています。まぁ、世間にはもう少しジビエが浸透しても良いとは思いますが、若い世代の狩猟の担い手と、価値が分かる消費者に今後は期待したいと思っています。

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栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。

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