faveur(ファブール) ジビエ肉のペットフード専門店「faveur」では、「獲って・作って・売る」をモットーに、大分県の山村でオーナーが自ら狩猟で獲った猪や鹿などを加工したチップを始め、アバラやセボネといった骨まで余す事なく利用して、様々なアイテムを製造・販売しております。栄養価が高くヘルシーなジビエフードを、ぜひお試しください。

ペットブームからペット文化へ!?実在する生命の表と裏

ペットブームからペット文化へ!?実在する生命の表と裏

 

 

ペットショップであどけない子犬や子猫を見ると、ついつい可愛い~と足を停めて見入ってしまいますよね!?店員さんから触ってみます?と言われて抱っこすると理性云々など吹っ飛んで急激に連れて帰りたくなる…。コロナ禍で在宅時間が多くなり、癒しを求めてなのか犬・猫の販売数が増えています。

 

この「可愛い~」となってしまうのは人間の本能的な所なので、飼うという事に何の問題もありません。ただ、このペット業界の実情を知ると、「可愛い~」の裏側は凄く残酷で、その残酷な現状を隠しているので、ペットに対して自分達が加害者である事さえも気付きにくくなっています。

 

まず、統計的な事からですが、ペットブームで販売数が増える一方、同じように増加するのは「飼育放棄」です。さすがに情報化社会で悲惨な現状がバンバン表立って騒がれたので殺処分は減って来ています。

殺処分数が減少している背景には、民間の動物愛護団体が直接ペットを引取る数が増加したことにより、保健所が引取るペット数が減少したことがありそうだ。また、2012年(平成24年)に動物愛護法の改正が行われたことにより、「終生飼養の責務」という趣旨に照らして、保健所は 「可愛くなくなったから」「引っ越しで飼えなくなったから」などの安易な引取りの申し出を拒否できるようになった。

 

となっていますが、飼い主不明で保健所に引き取られるケースが8割近くあります。ペットが言葉を喋れない事をいいことに、引き取ってもらえないから捨てたという要因も少なからず存在していると思われます。

 

 

 

ペットブームの歴史

 

このように現代でペットと人はさまざまな問題が発生しています。ここまで来るのにも歴史があるのですが、ではどのような流れの中に私達がいるのかを解説していこうかと思います。

 

犬や猫は、もともと愛玩用動物(ペット)としてではなく、その特性が人の役に立つという事で、生態系を調整する役割や、使役する目的で海外から輸入したり、繁殖したりしてきました。詳細については過去記事を参照下さい☞ペットとの暮らし|犬・猫を飼って一緒に暮らす事。

 

犬と人の歴史は長く、縄文時代から続いて、共に進化して来たと考えられますが、犬を食用にしたり、今だったら考えられないような事もしています。詳しい年表については分かりやすい外部リンクにて参照下さい。☞日本における犬の歴史について

 

こうした歴史の中では、家畜や使役犬の延長としてではなく、「ペットとして飼う」という現代へと流れる始まりは戦後の1950年(昭和25年)から始まったペットブームだと考えます。

 

第1次ペットブーム

1950~60年代にスピッツなどの番犬として役立つ犬に人気が出ました。この時代は今のようなマンションやアパートのような建築様式ではなく、戸建てなどでは防犯にはさぞ有効だったと思います。

 

第2次ペットブーム

1960~80年代にマルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアの小型犬御三家と呼ばれる3犬種に人気が集まりました。実際私の祖母もマルチーズを2頭飼っていました。

 

第3次ペットブーム

1990年代以降にはゴールデン・ラブラドールレトリバー、チワワ、ダックスフンド、トイプードルといった、今でも続く

CM起用の犬種が爆発的な人気となってペットブームを巻き起こした。

 

 

今回、コロナ禍でペットブームが起こりつつあるが、第4次ペットブームとなるか?という所ですが、

この第4次ペットブームの形はこれまで起こってきた出来事をWEBによる情報公開、改正されていく動物愛護管理法や、ペットブームの裏側で行われていた悲惨な出来事を知り、リテラシーを持った飼い主が増えて来ていると実感しております。

 

ペットショップで購入するより、ブリーダーに直接交渉したり、保護犬を飼うようにしたり、引退後の盲導犬をお世話する方。

ペットショップ業界にお金を支払うという事は、その過酷な現状に賛同している事になってしまうから…。

外国ではペットショップではペット用品のみで、動物を売買する事が禁止されている国も出てきています。

 

 

 

ペット先進国、ドイツについてご存じでしょうか?

 

犬と子供のしつけはドイツ人にさせろ!という諺がある事をご存じでしょうか?

 

実際、ドイツの犬はレストランでもテーブルの下に小さく丸まって座り、
テーブルの上で厚いステーキが音をたてていてもびくともしない。
犬を飼う人は税金を払い、犬と共に学校に通って躾けを習うことが義務づけ
られており、道で意味も無く吠え立てる犬を見て人々は首を横に振りながら
その犬の飼い主を冷たい目で睨みつける。

また、子供たちも例えば店に入っても走り回ったり、商品を勝手に手で
触ったりすることは非常に少ない。ただこれは、店内では腕を後ろに組み、
商品に触らないように気をつけながら静かに見て周る親を見て育つからだろうと
私は思う。

日本人やアメリカ人のように、「触っちゃダメって言ってるでしょ!」と
叫びながら親自身があれこれ触るようでは子供もそう育つ。

ただ、ドイツ人は子供と話す時は大抵座って子供と同じ視線まで下がる人が多い。
そして「こんな小さい子がわかるのか?」と思うくらいきちんと話す。

 

実際ペット先進国のドイツには法律や常識のレベルが高く、飼い主やブリーダーに対する細かな法律があります。

 

これは飼い主に対する法律のほんの一例ですが、

・犬種によって飼うスペースの最低限の広さが決められている

・長時間留守番禁止

・外気温21℃以上での車内放置禁止

・1日最低2回、計3時間以上の屋外やドッグランへの連れ出しの義務(運動や社交性教育の為)

 

ベルリンなどでは犬税(¥1,000-/月)などのありますが、犬の学校や保護施設、広大なドッグランがあります。

生後8週齢から1歳半ぐらいは犬の学校に通い、しつけが出来ているいるので、レストランへの同伴や、公共のバスや電車も

子供料金を払えば乗車可能です。

 

犬への認識度が高いだけでなく、法律も整備されており、社会的にも犬に対するインフラが整っています。

日本もペットに対する進むべき道はこのような事例を参考にして、独自の文化を築いていくべきだと思います。

 

特に現代には、犬のいる暮らしが、豊かな社会を作る「ヒント」が隠れていると個人的には確信しています…。

その内容についてはまたの機会にしたいと思います。

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栄養価が高くヘルシーな究極の無添加ペットフードを、ぜひお試しください。

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